225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

株主なら株主総会に行こう、株主総会に出席して得するコトとは

株主総会に初めて出席した人は、味気ない進行にガッカリするかもしれない。しかし、外からはなかなか見えない大株主と経営陣の関係がわかるケースもある。質疑応答の時に、大株主が議長(社長)に食ってかかるような場面も何度か見たことがある。最も極端な例としては、開会直後に大株主から緊急動議を出されて、その場で議長を交代させられたこともあった。そのような場面に遭遇できるから、株主総会に出席するのは面白い。

総会参加者のために、お土産を用意する企業が多い。ただ、豪華なお土産は参加できない株主に不公平だという声もあり、最近ではお土産を質素化する動きもあるようだ。新興企業では、総会終了後に同じ会場で株主向けの説明会を開催する企業もある。総会では議案に関係する質問しかしづらい雰囲気があるが、説明会では気軽に社長に直接質問ができる。このような説明会に出席できることが、一番のお土産かもしれない。

総会の招集通知に株主から提案された議案が掲載されているのをたまに見かける。300個以上の議決権、つまり3万株を6ヶ月前から継続して保有する株主には株主提案権がある。自分名義の株式が3万株に満たなくても、他の株主と合わせて3万株以上あれば共同提案も可能。共同提案する人を探すという名目で、株主名簿の閲覧を求めることもできる。私のところにも、共同提案しませんかという誘いの手紙が届いたことがある。

これまで数多くの株主総会に出席してきたが、外資系企業は総会運営もひと味違う。ある企業の総会は、会場の後方半分がカフェになっていて、開始までコーヒーを飲んでくつろげるようになっていた。また別の企業では、株主名簿管理会社から送られてくる決議通知書とは別に、総会出席者だけに外国人社長からお礼状が届いた。レター自体は印刷だったが、社長のサインは直筆。ちょっとしたことだけど、嬉しかったのをはっきり覚えている。