225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

クラウドソーシングを使えばオリジナルの投資ツールを開発することもカンタン

ITが進歩したおかげで、今では比較的簡単に投資用のオリジナルツールを作れる環境が整っている。MT4で使用するインジケータや自動売買を行うEAなどの他にも、銘柄スクリーニングやバックテストを行うソフトを自作する投資家が徐々に増えてきている。これらのツールは独立したプログラムとして作られることが多いが、株価データやIR情報を自動収集するクローラー的なツールであれば、エクセルのマクロでもかなり高度な機能が実行できる。

とはいえ、プログラミング知識のない人が、いきなりツールを自作しようとするのは無理がある。私がツールを作りたい時に活用するのが、ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサービスだ。ツールの技術的要件を書いて公募すれば、見積もりを含めた提案が数多く集まってくる。もし気に入った提案がない場合は、依頼をしなくてもいい。これまで何度も利用しているが、世の中には優秀なプログラマーがいるものだと毎回感動を覚える。

無料で公募する場合は、依頼内容が長期間ネット上で公開されるので注意したい。企業が結構高額で販売していたツールが、実はクラウドソーシングで丸投げされたものだとわかってしまった例もある。ツールの内容やロジックをオープンにしたくないなら、登録プログラマーの一覧表から過去の受注実績を見て、個別に相談することも可能。ハンドル名でやりとりして、決済もプラットフォームを介して行うので、お互い安心感を持てる。

過去に作ったツールとしては、VIX系ETNの運用シミュレーションや、日経225オプションのバックテストツールなどがある。225オプションのヒストリカルデータはJPXから購入してインポートするしかないが、SQ値や理論値算出に必要な225先物四本値などはネット上から収集する機能を搭載している。VIX系ETNの株価やVIXなどの指数については、アメリカのYahoo! Financeから上場来のヒストリカルデータを収集することができる。