225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

RPA(Robotic Process Automation)を活用して投資情報を効率よく収集する

株式市場では、オフィスワークの自動化を意味するRPA(Robotic Process Automation)というテーマが注目されている。具体的には、ネット上のコンテンツから特定の情報を抜き取ってコピーするなど、専門的スキルは必要ないが人の手で行われていた作業をソフトウェアを使って自動化することを指す。ネット上の情報を自動収集するツールは、クローラースクレイパーなどとも呼ばれ、投資情報を効率よく収集する際にも威力を発揮する。

大量保有報告書の概要を速報するTwitterやブログが存在するが、これらはクローラーに自動投稿機能を搭載することで、ほぼ無人で運用されている。有価証券報告書は、EDINETにXBRL形式で公開されているので、必要な項目だけを抜き出し、全上場企業のデータ一覧を作成することも簡単。収集した情報を選別するのは人間の仕事になるが、DBの設計を工夫すれば、人間がフィルタリングしたのに近いアウトプットをしてくれるようになる。

投資情報として価値が高いのが、英語など日本語以外のコンテンツである。たとえば、業界で有力な海外企業の英文プレスリリースを集めて、その中に含まれる日本企業の英文社名を抽出すれば、海外で事業展開する企業の最新動向を国内メディアより一歩先に入手できる可能性がある。中国語コンテンツは、繁体字簡体字文字コードが異なるので情報を収集するハードルは高くなるが、それだけ情報の希少性も出てくる。

海外個人投資家のブログに掲載された記事内のリンクをすべて辿って、ページタイトルやメタタグを収集するのも面白そうだ。わざわざブログにリンクを貼るくらいなので、投資に有益な情報源や投資商材を紹介するページである可能性が高い。収集した情報をGoogleスプレッドシートに記録させて、Googleの翻訳機能と連携しておけば、タイトルとメタタグの概要にざっと目を通すだけで、アクセスする価値のあるサイトかどうか判断できる。