225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

やるべきことをやっていないと不安になるのは投資も健康も同じ

10連休が明けて、株式相場も今日から再開された。連休の最終日にトランプ大統領のネガティブな発言が出て波乱を予感させる幕開けとなった。保有している5P21875の処置については連休中に決める予定だったが、連休初日から体調を崩してしまい、ほとんど休養を取るだけで連休が終わってしまった。まだリハビリ中である。

■救急外来の待合室で見た光景

連休に入るや、体の不調を感じていた。悪い予感は的中して、平成最後の日である4月30日、そして令和最初の日である5月1日と2日連続して救急外来を受診する羽目になった。私はもともとも持病を抱えており、近くの総合病院に2ヶ月に一度の頻度で診察を受けに行っていた。都会の総合病院のありがたいところは、今回の10連休のような場合も、24時間緊急の外来を受け付けていることである。救急診療は、救急車で搬送されてくる患者を最優先するので、症状の軽い場合は断られるケースもある。

普段の待合室は高齢者の比率が高く、みんな整然と椅子に座って順番を待っていて、見る限りでは健康そうな人も多く、誰がどんな病気を持っているのかもわからない。ところが、救急診療を受けにいった日は、見慣れた待合室なのに光景がまるで違う。ちょっとトラウマになってしまうような悲惨さだった。まず客層がいつもと違って、働き盛りの人や若者がほとんど。見るからに調子の悪そうな人ばかりで、長椅子で横になっている人や、我慢しきれずにレジ袋に嘔吐している人もいる。通常の日なら、医師も看護婦も大勢いるので、そのような急病人は優先して診察されるのだろうけど、この日は来ている人全員が救急外来なのだから、順番を待つしかないようだ。

夜間診療や休日診療の場合は、初診料や再診料が加算される。休日は会計機能が停止しているので、救急外来を受診する人は一律1万円の預け金を収めて、後日、通常営業している日に診察料を精算する必要がある。この金額は病院によって設定は異なる。実際は休日診療でも再診料が1000円弱加算されるだけなので、調子が悪いのに費用を心配して受診を躊躇するのはよくない。ただ、待合室で嘔吐しながら順番を待つ患者を見てしまうと、自分が診察に来なければ、その人の順番が少しでも早くなったのでは、と思わざるを得なかった。

■何事もメンタルが重要だと再認識

応急対応の薬を処方してもらい、自宅でおとなしく療養することにした。朝晩に寒気を感じることもあったので、微熱が出ているのではないかと疑った。数年に一度は風邪などで熱が出ることもあったが、熱があるかどうかは自分の感覚で判断できると過信していたこともあって、自宅には体温計がなかった。そこで、近くのドラッグストアで電子体温計を買って体温を測ることにしたのだが、一番安い体温計を買ったのがマズかった。

安い体温計だけあって、正確な体温を測るのに10分かかる実測式のものだった。説明書をよく読んでいざ測ってみると、なんと35.5度しかない。あまりの低さにビックリした。測り方がマズいのかもしれないと何度もやり直してみたが、やはり35度台である。不調の根本的な原因は低体温にあったのか。これは大変なことになった、と精神的に落ち込んだ。残りの連休は、とても暗い気持ちで過ごすことになってしまった。

今日、連休が明けたので総合病院に受診料の精算のために足を運んだ。精算を終えると、看護婦さんに体温計を貸してもらって体温を測ることにした。病院で使われている最新式の体温計でも35度台なら、その場で看護婦さんに低体温について相談するつもりだった。で、測ってみると36.4度、平均的な体温である。あの35度台の数字はいったい何だったんだろうか。

自分は持病を抱えていることもあって、健康にはそれなりに気を使っているつもりでいた。今回のことで思い知らされたのは、平熱がいくらかさえ把握していなかったという自分の怠慢ぶりである。普段から体温を正確に測る習慣を持っていれば、低体温症ではないかと不安になることもなかった。やるべきことをやっていないから、余計なことで不安になるのである。令和は反省の気持ちから始まった。