225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

投資の必勝法があるとすれば、下手な人の売買の逆をすること

株式投資の有名な格言に、「人の行く 裏に道あり 花の山」というのがある。「大衆と同じ行動を取っていては儲からない」という意味に使われる。約8割の大衆が結局損をするのだから、彼らの逆をやれば簡単に儲かるではないか、と皮肉っているようにも聞こえる。ある掲示板では、「どの地合でも儲けられない人専用スレ」が人気を集めている。自虐的に喜んで書く人に加えて、損する人の売買基準を逆指標として活用している人が多いのだろう。

個人投資家がどのように含み損を拡大させているのかを知る手掛かりになるのが、松井証券が毎日公表している信用評価損益率である。経験則では、買い方の評価損益率が-20%を超えると底が近く、逆に0%(含み損なし)に近づくと目先の天井圏と判断できる。損益率と日経平均を並べて表示すれば、大きな含み損を抱えた大衆が、どこでナンピンして、どこで損切りしたのかがだいたいわかる。大衆が投げきったところで買えばいい。

DD方式のFX業者は、社内にディーラーを置いて顧客からの注文をカバー先(LP)にそのまま流すか、自社で呑むかを振り分けている。当然ながら、呑むのはコンスタントに損している下手な顧客の注文がメインということになる。注文を呑むということは、業者が反対玉を建てて儲けようとする行為に等しい。酷い話に聞こえるかもしれないが、その努力でFX業者が儲かり、結果としてスプレッドが狭くなるのであれば、投資家にとって悪いことではないと思う。

テキストマイニングの手法を駆使して、たとえばTwitterのツイートから株価指数のトレンド判断をする試みは以前から行われてきた。私の参加するコミュニティでも、銘柄別の掲示板から書き込みを抽出して、その分析を売買に活かせないかと実験を行っている人がいる。過熱した銘柄は、出来高とともに掲示板への書き込み数も急増する傾向がある。文脈が分析できれば、売るタイミングについて興味深い相関関係を発見できるかもしれない。