225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

億トレーダーを目指して日経225オプションのシステムトレードに挑戦

オプションの理論価格は、原資産である日経平均の価格に加え、権利行使価格、金利、残存期間、原資産のボラティリティなどの要素から算出される。さらに、市場で取引される実際のプレミアムからは将来の予想変動率(インプライド・ボラティリティ=IV)が逆算できる。正直なところ、ブラックショールズモデルについてはちんぷんかんぷんであるが、オプション自体が統計や確率に基づいていることだけは理解できる。

トレードでは、相場の環境を認識して売買タイミングを計る裁量的スキルが重要であることは言うまでもない。オプションの裁量トレーダーが重視しているのは、おそらくボラティリティの変動だ。プレミアムには原資産の価格はもちろん、ボラティリティの要素も含まれている。オプションのIVや、IVをインデックス化した日経VIなどをトリガーにした売買ルールを作ることができれば、システムトレードでありながら、上級者の裁量トレードに近い売買ができるのではないか。

まずは基本的な手法を実践して、オプショントレードの実戦経験を積んでいきたい。過去に寄り引けシステムをネットで探したことをきっかけに、投資系コンテンツの動向には詳しくなった。注意深く観察してみると、225オプションを扱ったものも結構存在する。ショートストラングルをベースにしたものも依然として多いが、売りをメインにしつつも買いでヘッジするレシオスプレッドや、損失・利益限定で日経平均の変動を狙うデビットスプレッドなどの人気が高い。

手法のタイプは、SQ持ち込み型、スイング型などに分類されるが、個人的に興味を持ったのが毎日仕掛けるデイトレード型である。たとえば、毎日引けでショートストラドルを建てて翌日の寄りで手仕舞う手法や、毎日寄りで225先物を買うと同時にOTMのコールを売って、いずれもその日の引けで手仕舞う、いわばカバードコールのような手法もあった。これらの手法を見ていると、オプションはアイデア次第でまだまだ面白い手法が作れそうな気がしてワクワクする。