225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

「ものづくり補助金」を活用してオリジナルの投資ツールを開発する方法

中小企業や個人事業主が国からもらえる補助金は、年間で3000種類にも及ぶという。比較的審査に通りやすいと評判なのが、中小企業庁が主幹となって実施している「ものづくり補助金」である。正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といい、幅広い業種が対象になる。審査に合格すれば、設備や開発費などの経費を最大2/3(上限1000万円)補助してくれる。これを投資ツール開発に利用できないだろうか。

ものづくり補助金は、新規事業もしくは既存事業のプロセス改善を促進する目的に支給される。法人や個人事業主が事業として投資を行う場合、そのシステム開発費やソフトウェア購入費は補助対象になりそうだ。ただし、提出する書類はかなり複雑で、申請は補助金助成金を得意とするコンサルタント経由で行う企業が多い。この種のコンサルタントは、獲得できた助成金の20%前後の成功報酬ベースで申請書類を作成してくれる。

合格率を高める方法がいくつかある。その一つは、経営力向上計画の認定を受けることだ。A4用紙2枚のフォーマットに、自社の課題に対して経営力向上に関する目標や施策などを記入して中小企業庁に提出する。認定されれば、補助率が最大の2/3(認定のない企業は1/2)になるほか、補助金の審査の際に加点されて合格率が確実に上昇する。金融機関に融資を依頼する際も、金利の面で優遇されるなどの特典がある。

近年では、クラウドファンディングも審査項目に加えられている。補助金申請の直前期間にクラウドファンディングで資金調達に成功した実績があれば、審査で加点される。クラウドファンディングで資金調達できたということは、消費者から一定の評価を得られたことを示すので、補助金の支給先として適切であると判断されるようだ。ものづくり補助金は年に数回募集され、合格するまで何度でも応募できるので一度検討してみたいと思っている。