225オプションで億トレーダー(仮)になる目論見書

オプションの投資手法を学んで、億トレーダー(仮)を目指そう!

ゼロカットやVIX先物取引など、海外口座を利用するメリットはいっぱい

株式投資では、主に楽天証券を利用している。株式の現物や信用取引、日経225先物・オプションはもちろん、MT4が利用できるFX口座や、最近では商品先物口座も提供しており、取引できる金融商品のバリエーションは充実している。しかしながら、私は海外の証券会社やFX業者も併用している。国内の証券会社であらゆる金融商品が売買できれば資金管理の面でも便利なのだが、金融庁の方針を考えると現実的には難しい。

海外口座を併用する理由は、海外業者でないと利用できないサービスが多いからに他ならない。たとえば、海外FX業者は、レバレッジ上限が国内よりはるかに高いことに加え、口座がマイナスになっても追証が発生しない「ゼロカット」を採用しているところが多い。FXは基本的には相対取引になり、業者が提示するレートによって強制ロスカットが発生する。ゼロカットは、投資家保護の観点からも必要な仕組みだと思っている。

2015年1月15日にスイス国立銀行の金融政策変更をきっかけに発生した、いわゆる「スイスフランショック」では、20分間にスイスフランが瞬間的に40%以上も暴騰した。市場は大混乱に陥って、スプレッドが3000pips開いた業者もあったという。この時、国内では追証が発生して大きな借金が残ったトレーダーも多かったが、ゼロカットを採用した海外FX業者では、口座残高がゼロになるだけで不足額が請求されることはなかった。

アメリカの証券会社に口座を開設すれば、VXXBなどVIX関連のETNや、VIXのオプションを直接売買できるようになる。日本の投資家が口座を開設できるアメリカの証券会社としては、IB証券やFirstrade証券などの人気が高い。IB証券には、日本法人が管理するIBSJ口座と、アメリカ法人が管理するIBLLC口座の2種類があり、アメリカ市場の株式やデリバティブを取引するならIBLLC口座を選ぶ必要がある。